全国各都道府県、もっと細かく各市町村により、斎場利用の際の注意事項は異なります。
特に、火葬の前にお棺に入れてよいもの、申告しなければならないものなど。
故人が大切にしていたものや、趣味の品、日常的に愛用していたものなど、入れてあげたいものが色々とでてくるかと思いますが、いざ当日になって
「前に利用した斎場ではよかったのにこちらではダメなの?」
「同じ斎場なのに、以前はよかったのに今回はダメと言われた・・・」
と、あきらめなくてはいけないことも。
以前、祖母の葬儀にて、私の子供が「ひいおばあちゃんへ」とお手紙を書いて棺に入れようとしていましたが、紙は入れられないとのことでお断りされました。
紙なら燃えるからよいかな、と考えていたのですが、その斎場ではNGとなっていました。
子供がしょんぼりしていたのを見て、ちゃんと聞いておけばよかった・・・と反省しました。
逆に、燃えないものではありますが、昔からの慣習で、硬貨はお棺の中に納めて火葬し、燃え残ったものをお守りとして持っておくことはできました。
そんなこともありますので、地域によって、斎場によって、事前の確認はとても大事だと思っております。
久遠の森があります山形県山形市の斎場では、副葬品については以下のような注意事項があります。(令和4年2月時点)

山形市斎場のご利用について

2.副葬品について

(1)次の物品は、お棺の中へ入れないで下さい

 ①ペースメーカーを使用していた場合は、出棺前に取り外して下さい。
 取り外していない場合は火葬前に受付へ申し出て下さい。
 ②不燃物製品(ガラス、金属、陶器等)
 ③雑貨製品(ビニール・プラスチック・ゴム・書籍等)
 ④衣類・寝具(布団・衣類・マットレス・枕等)
 ⑤ドライアイス・化学防臭剤(出棺の前に取り除いて下さい)
 ※これらの混入は、ご遺骨への汚れ付着、火葬時間の延長、火葬炉の故障、
 郊外の原因となります。

(2)お供え物について

 ご飯、団子等のお供え物を棺の中に入れたい場合は、半紙等の紙類で包んだ状態で入れていただき、茶碗等の陶器類は棺の中には入れないで下さい。


故人の大好物だった食品・飲料について、ものによってはNGな場合がありますので個々に確認が必要になってきます。
眼鏡や入歯など生活の一部になっていたものについても、一緒にお棺の中へ入れることが難しいのが現状です。
これは燃えるから大丈夫!これは小さいから大丈夫!と思っていてもだめなことがあります。
どのようなものなら副葬品として入れられるのか、入れられないことがわかってはいるがなんらかの形に変えて入れることはできるのか、事前に葬儀社さんへ相談しておくと、当日も慌てずにご用意できるかと思います。
それでもやはり、愛用品などを供養して燃やし、届けてあげたい。
そんな時に、想い出整理便はいかがでしょうか。
故人との想い出を思い出しながらゆっくりとお品を納めていただきまして久遠の森にお送りください。
お預かりいたしましたお品は、久遠の森上山焚上場にて供養ののち、同敷地内にて焼納致します。
同じタイミングでは燃やすことはできませんが、後ほど故人のもとに届きますように。